九州・国際テクノフェア2011、水素エネルギー先端技術展2011、第6回KVICフェアで、ホンダFCX CLARTITYに試乗しました

九州・国際テクノフェア2011水素エネルギー先端技術展2011第6回KVICフェアに行ってきました。開催場所は北九州市にある西日本総合展示場です。このような展示会が近くであるのはとても助かりますね。最先端技術を実際に目にする機会は、地方都市にいるとなかなかありませんので、時間を作って行ってみました。私たちの事業に関連のあるブースも僅かではありますが出展されていましが、特に目新しいものは少なく、寧ろ私たちが取り組んでいる、或いは導入している物が如何に進んでいるかの確認が出来たというのが実感です。

九州・国際テクノフェア2011、水素エネルギー先端技術展2011、第6回KVICフェア

やはり、自ら導入しているという体験は何にも代え難いものです。逆に言うと、知らずに販売や工事をしている企業さんは凄いなと思いますね。本当に良いものなら、まず自分達で採用するのが普通でしょう。実際に使って良ければ、自信を持ってお客様にも進められるというものです。しかしながら、上手に宣伝されたものに目が行くのも事実、私たちももっと情報発信をして行かなければいけません。太陽電池、燃料電池、風力発電、水力発電、CCFLやLED、ガラスコーティングによる赤外線カット等々、様々な環境負荷低減技術を導入している弊社事務所は、世界でも有数の低環境負荷を実現していると思われますが、マスコミには全く取り上げられる事はありません。もっとアピールするべきだとは思うのですが…それでも、その歩を止める事はありません。近いうちに蓄電池の導入も予定しています。水以外のインフラが自給自足出来る体制はもう目の前まで来ています。

それはさておき、幼少からの車好きはなかなか治らず(笑)、今回も数台の車が会場で目に入りました。水素をエネルギーとした自動車達です。

水素

ここ数年、大きくは変わっていない印象ですが、細かく進化はしているようです。上の写真は、トヨタFCHV-advです。

日産X-TRAIL FCV

カットモデルは、日産X-TRAIL FCV。先代X-TRAILは、弊社アルミュールのマークと実はある部分で繋がりがあります。

そんな中、とても楽しかったのが燃料電池自動車の同乗試乗です。残念ながら運転はさせて貰えませんでしたが、普通ではなかなか出来ない貴重な体験でした。

ホンダFCX CLARITY

乗ったのは、ホンダFCX CLARITY。水素を使った燃料電池車です。その滑らかな加速感は、正に未来感覚!と、言いたいところですが、既に三菱自動車iMiev日産リーフで電気自動車を体験しているので、フィーリング的には電気自動車そのものでした。ギアがなく、切れ目のない加速感、そして走り始めのモーターならではの強力なトルク感は、既存のエンジンを使った車やハイブリッドカーとは明らかに違うものです。「ヒューン」というモーターの小さな音がするのみで、タイヤが発するロードノイズも良く遮音された室内には大きく伝わることも無く、振動も極僅かで、同乗している身には殆どストレスを感じなくて済む空間となっています。その様子をiPad2で撮影・編集した映像がFacebookにアップしてありますので、興味のある方は是非ご覧下さい。「HONDA FCX CLARITY

非常に興味深い試乗でしたが、決して想像の世界ではなく、非常に近い未来という実感が得られる体験でした。インフラ等の関係から、私個人的には水素社会の実現は厳しいと思っていますが、電気自動車の普及はより現実的だと思います。しかしながら、原発に頼った電気の供給には反対です。理由は簡単、核廃棄物の安全な処理が現在の技術では無理だからです。地中深くに埋めれば良いといった、非常に無責任極まりない事を言っていつまでこのような責任の取れない物を先送りするつもりでしょうか?先般の震災でも明らかになったように、災害時においてもその危険性を防ぐ事は不可能です。もし有事が起これば、間違いなく標的にされるでしょう。CO2の削減は勿論ですが、よりバランスの取れたエネルギーの使用をし、自然エネルギーへのシフトをしつつ、現実的な選択をしていくのが、私たちが未来に大して背負わなければならない義務だと思います。そして、それを実現するためには、人類一人ひとりの力が必要となります。最終的には、誰かがしてくれるのではなく、自分自身がしなければならないのです。その大きな指標になりたい…少し大袈裟かもしれませんが、私たちはそうなりたいと強く思っています。

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山口県 下関市 大字延行119-1 : 合田燃料器機 ㈱アルミュール : アルミュール ブログ : C99

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合田 哲朗 について

山口県下関市にある合田燃料器機㈱代表取締役。 私立暁の星幼稚園、市立文関小学校、日新中学校を卒業後、東京都町田市にある私立和光学園高等学校普通科へ進学後、家業を継ぐ為に私立久留米工業大学工学部建築設備工学科へ進む。 ㈱団地サービス(現;日本総合住生活㈱)を経て、中小企業大学東京校経営者後継育成コースを受講、主にマーケティングを学ぶ。 帰省後、アーベインヒルズ向洋住宅管理組合・同団地管理組合理事長並びに自治会長(平成5年)、(社)下関青年会議所(平成15年卒会)、未来工房/下関塾の初代塾長、下関総合計画委員(一般公募・平成13年)、市立高尾保育園保護者会会長、私立暁の星幼稚園保護者会副会長、市立文関小学校PTA副会長等を務めた。 現在、山口県管工事工業協同組合総務委員、下関上下水道工事業協同組合理事(総務委員長)、下関管工事業青年部会『水サミット』会長、下関LPガス保安センター役員、(財)下関21世紀協会評議委員、社会福祉法人下関市民生事業助成会「なごみの里」後援会副会長、NPO法人シンフォニーネット理事長等を務める。
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